2010年01月15日

人工腎臓

腎臓病になり腎臓の機能が衰えてしまった場合、現在、腎臓移植といった方法に加えて開発が期待されているのが、「人工腎臓」です。はたらきを失ってしまった臓器を人工のもので置き換え、代行させるのが「人工臓器」で、心臓ペースメーカーや人工弁、完全人工心臓、補助心臓、といった「人工心臓」だけでなく、「人工肺」「人工骨」「人工関節」そして「人工腎臓」なども開発されつつあります。

腎臓には、1.代謝物や老廃物、薬物などを排泄する機能、2.体内の水分の量を調節し、その成分の恒常性を保つ機能、3.エリトロポエチン(骨髄に働きかけ、骨髄が血液をつくる作用を促進するホルモン)などのホルモンを分泌する機能、という3つの機能があります。
これらの機能から、腎臓は、具体的には、1.尿をつくり、2.血圧を調節し、3.赤血球をつくるホルモンを出し、4.ビタミンDを活性化する、といった働きをしています。

人工腎臓は、有効な治療法ではあるもの、人間の腎臓の機能をすべてまかなえるわけではありません。どんどん技術は進化しつつありますが、現在の人工腎臓で代行できるのは、1の尿をつくる機能だけです。血液中の水分や毒素をからだの外に排出するはたらきを担います。
現在利用されている人工腎臓には、さまざまなものがあります。最も広く用いられ、人工腎臓の代名詞ともいわれるのが、「血液透析(HD)」です。

透析膜(セロファンの一種)を通して、血液中の毒素を透析液中に拡散させて取り除くというものです。この方法の場合、1回につき4〜5時間、週に2,3回の透析をすることで、腎機能が健康な人の半分以下にまで低下してしまった、腎不全の人でも、日常生活を送ることが可能になります。



Posted by エイタ at 11:53

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